交換レンズ

Canon EOS 80Dにタムロン18-400mmとシグマ100-400mmを付け替えて撮り比べしてみた

こんにちは、カメラレンタルのエイペックスレンタルズです。
キヤノンEOS 80Dと、タムロン18-400mmレンズをセットにした『こどもイベント撮影セット』と、シグマ100-400mmレンズをセットにした『はじめてのスポーツ撮影セット』のレンタルを開始しました。

こども撮影セットが2泊3日で11,200円、はじめてのスポーツ撮影セットが2泊3日で11,760円とどちらもレンタル価格に大きな差はないのですが、肝心な写りはどう違うのか、同じ400mmテレ端でどう変わるのか、撮り比べて来ましたのでご紹介します。

キヤノン EOS 80Dってどうなの?

キヤノン EOS 80Dは2016年に発売されたAPS-Cセンサー搭載のミドルクラス一眼レフカメラです。2420万画素のDIGIC 6センサーを搭載し、秒間約7コマ(サーボAFは約5コマ)の連写性能、フルHD 60pの動画撮影もできます! 2019年にその後期モデルとしてEOS 90Dが発売されましたが、当時は他社と比べても引きを取らない性能のカメラだったでしょうか。

こちらのレンズはキャノンのAPS-C専用レンズで広角18mmからテレ端400mmまで、これ一本で対応できる便利なレンズです。キヤノンのAPS-Cの場合35mm換算で約29mm〜640mmくらいの画角となります。手ブレを補正するVC切り替えスイッチ搭載で、手持ち撮影でもブレを軽減できます。400mmクラスの超望遠ですが価格も手頃なエントリークラスの望遠レンズです。

こちらはシグマ製の超望遠レンズ。35mm換算で160mm〜640mm程の焦点距離になります。重さは約1160gと、女性の方には少し重たいと感じるかもしれません。フルサイズにも対応しているので良い描写力です。加速度センサーを利用した手ブレ補正機構「OS」や、超音波モーター「HSM」を搭載しているのでオートフォーカスも早く、静かに合焦します。

 

わかりにくいので並べてみました。

左:タムロン 18-400 右:シグマ 100-400

撮り比べてみた

実際にこの2本のレンズを付け替えながら撮影してみました。
左がタムロン、右がシグマです。まずは一番広角側(ワイド端)で撮影。

最短18mmと100mmとではこんなにも違います。

続いて望遠側(テレ端)で撮影。

柱の部分をクロップしてみました。やはりこうみるとシグマのレンズのほうが解像力が高く、サビの部分の陰影もパキっとしている印象があります。タムロンのほうはモヤっとしており、なんだかオールドレンズっぽさを感じる写りに。

他の部分も撮ってみました。こちらはTAMRON 18-400mmのどちらもテレ端。
設定はシャッター 1/500・f8.0・ISO 200

SIGMA 100-400のテレ端で撮影。

1/800・f/7.1・ISO 200

撮れる写真の満足度で言えばシグマのほうに軍配があがります。

タムロンのほうはVC(手ブレ補正)がついているものの、テレ端で撮影する場合シャッタースピードに余裕をもたせないと高確率でブレます。一眼レフの難しい部分ですね。
ぶれる場合はF値を少し上げて、全体的にフォーカスが合うようにしてみましょう。下の写真は失敗例です。

SIGMAの手ブレ補正はレンズ内の加速度センサーによってブレを検知しているため、構えてからファインダーを覗くだけでもその補正の効果がわかります。

SIGMAのレンズは手ブレ補正の強さと、AF合焦の速さを生かして、野鳥撮影なんかにもぴったりですよ。(綺麗な鳥がいなかったのでヒヨドリですみません……)

400.0 mm・1/500・f/6.3・ISO 160

ボケ感はどうでしょう?

どちらもワイド端で設定できる一番低いF値に設定して撮ってみました。

これはカメラの常識なのですが、望遠のほうが奥の被写体と圧縮効果が生まれ、ボケが大きくなる性質があります。被写体を同じような配置で撮影しても、広角のボケよりも、望遠のボケのほうが強くなるのです。

シグマのレンズはスポーツ撮影にぴったりです。EOS 80Dの連写性能も速い動きの被写体に狙い続けてシャッターを切れます。当社で付属しているSDカードも、「SanDisk Extream Class10 32GB」を付属。JPGであれば思う存分連写して下さい。

いかがでしょうか。
お子様の学校行事に綺麗な一眼レフを使ってみたい、広角から望遠まで一本で済ませたい場合はタムロンのレンズセットを。

望遠を駆使して遠くの被写体を撮影したり、競馬やモータースポーツなどを撮影したい場合はシグマのレンズセットがおすすめです。

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