カメラ基礎講座

シャッタースピードのいろは:動く被写体も逃さないカメラの使い方(キヤノン編)

動く子どもを撮りたいのにピントが合わない!
いざカメラを買ったはいいものの、使い方がわからない。オートで撮ってるのにピントもあってないし、ブレる! スマホはオートでなんでも綺麗に撮れるけど、レンズ交換カメラはそうとはいきません。

今回は一眼レフカメラで、動きの速い被写体からフォーカスを外さずにしっかりピントをあわせる方法についてレクチャーしましょう。中でも一番ユーザー層の幅広いキヤノンのカメラを例に紹介しますね。

速い被写体はシャッタースピードが命

まず確認してほしいのは、動きの速い被写体にはシャッタースピードが大事ということです。シャッタースピードとは、カメラのセンサー前にあるシャッター膜が開いてから閉じるまでの時間を決める設定。この時間が長くなると写真がブレる原因にもなります。

シャッタースピードを変えるにはどこをいじればいい?

シャッタースピードをいじるには、カメラのモードをシャッター優先(Tv)モード、あるいはマニュアル(M)モードに変更して操作しましょう。シャッター優先モードはシャッター速度に合わせて絞りとISO感度が自動的に変化します。マニュアルの場合は、自身でそれぞれの数値をいじって合わせることができます。

ブレるブレないの目安ってどこですか?

シャッター膜が開いている時間は、カメラがレンズから入った光を取り入れる時間なので、その間に動いた場合は手ブレが発生します。ぐっと脇を締めて息を止めて撮ったとしても、遅いシャッタースピードだとわずかな動きでもブレます。

基準はレンズの1/焦点距離(秒)

確実にブレないというわけではないですが、ブレない目安は1/焦点距離(秒)と言われています。焦点距離70mmのレンズであれば、1/70(秒)、200mmであれば1/200mm(秒)です。望遠の場合はブレ幅も大きくなりますから、それだけ速いシャッタースピードが必要になります。

シャッタースピードの違いによって水の動きはどうなるのか

では実際にシャッタースピードの変化で、水の動きがどう変わっていくのか見てみましょう。

  • シャッタースピード 1/10

速いシャッタースピードだと、水一粒が止まったように映りますね。逆に遅ければ水は糸のようなまとまった白い線にみえます。
鳥が羽ばたく姿など、人間の目で見ても速く感じる被写体の場合は、カメラのシャッタースピードを1/1000以上にして撮ると良いでしょう。

シャッタースピードを上げたらISOも気にしてみよう

シャッタースピードの仕組みはだいたいわかったところで、それと同時に犠牲を食らうのがISO感度です。ISOというのは光の量を増幅する数値。数値が大きくなるほど増幅しますが、その分ノイズも増えます。

シャッタースピードを上げるということは、それだけシャッター幕が速く動くので、レンズから入る光の量も減ってしまいます。光が入らない分、明るさを増幅させるためにISO感度が上がってしまいます。

Photoshopによる加工ですが、このようなノイズが写ります

 

写真はシャッタースピード×絞り(F値)×ISO感度のバランスが大事

だんだん難しくなってきて、読むのが辛くなってきた方もいるでしょう。
文字を打っている私も結構辛いです。

レンズから入る光の量を少しでも多く取り込むためには、絞りを開放で撮る必要があります。絞りというのはカメラのF値の設定です。

F値を変えることでレンズの絞りが開いたり、閉じたりします。この開いた状態を“開放”といいます。人間の目で例えるとわかりやすいかもしれませんが、光がまぶしいときは目を細めると目に入る光の量を減らせますね。レンズも一緒で、絞りはまぶたと一緒なのです。

シャッタースピードを上げる

光を取り込む量が減る

減った分ISOを上げて増幅する

増幅量を抑えるために絞りを開く

この三位一体のバランスがちょうどいい具合になると、綺麗な写真を撮ることができるはずです。また、レンズの性能によって最大望遠時の絞りの限界値は変わってしまいます。当然良いレンズであれば望遠時でも開放のまま多くの光を取り入れることが出来ますが、その分質量を大きく作らなくてはいけません。望遠にすると絞りの限界が変わることは仕方がないと思って下さい。

EF28-300mm F3.5-5.6L IS USM

このレンズのF値の部分『F3.5-5.6L』とは、広角時のF値がF3.5、望遠時のF値がF5.6になるという意味です。

動く被写体に対してピントをあわせるには?

さて、ここまで来てやっと記事の本題です。
キヤノンのカメラを使っている場合、動く被写体にピントをあわせるためには、カメラの性能を理解することが大事です。

キヤノンのカメラには3つのAFモードがあります。

・ワンショットAF
・AIサーボ
・AIフォーカス

ワンショットAF

止まっている被写体を撮影する際に使用します。シャッターボタンを半押しすると1回だけピント合わせを行います。
このワンショットAFは、一度ピント合わせした時に被写体が合わせた位置から移動した場合、再度動いた位置でボタンを半押ししなければなりません。この状態では動く被写体を追いかけて撮影するには大変難しいです。

AIサーボ

AIサーボは動いている被写体を追いかけるのに適したフォーカスモードです。シャッターボタンを半押ししている間は、被写体を追いかけてピントを合わせ続けてくれます。

AIフォーカス

AIフォーカスはワンショットAFとAIサーボのあわせ技です。静止している間はワンショットAFで合わせ、そこから被写体が動くとAIサーボに切り替わります。

動く被写体を撮るのであれば、AIサーボにしておくのがいいと思います。
ここでフォーカスモードを決めたら、次にフォーカスエリア設定も見ておきたいところですが、はじめのうちは自動選択AFで十分でしょう。(ミラーレスの場合は追尾優先AF)カメラが自動で判断をして、被写体を追いかけ続けてくれます。

フォーカスエリアについては、カメラのグレードによっても設定項目が違う場合があるので、キヤノンの公式サイトにて詳しく書かれているので確認してみて下さい。

キヤノン:ピントをどこに合わせるか01(AFフレーム・点で捉える)(外部サイト)

まとめ

長くなりましたが、ここに書いたことを実践してもらえれば、今まで上手く撮れなかった動く被写体も綺麗に撮ることができるのではないかなと思います。
キヤノンのカメラは設定も多いので、初めて触ると難しそうというイメージが先行してしまって、使いこなせるまで時間がかかるものだなと感じます。(自分自身がそうでしたので)

ただ扱い方がわかってくると、カメラをいじって撮影するのが楽しくなりますし、思い通りの写真が撮れると達成感も感じますよ。

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