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Tough TG-5の撮影モードを変えて撮ってみよう

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TG-5の特徴的な撮影モードの紹介をしたいと思います。
このカメラの撮影モードの種類は大きく分けて9つあります。
iAUTOモード、プログラムオートモード、絞り優先モード、カスタムモード1、カスタムモード2、ムービーモード、TG-5ならではの水中モード、顕微鏡モード、シーンモード(SCN)があり、撮影シーン応じてモードを切り替えてください。

水中モード

水中モードでは水中スナップ、水中ワイド、水中マクロ、水中HDRの4つの項目があります。

水中スナップでは水面下の被写体など自然の光を利用しての撮影をするので浅い水深での撮影がおすすめです。
透明度次第では水深が深くても自然の光を利用出来る場合がありますが深すぎたり、太陽の光が届きにくくなると
暗い写真になる可能性があります。

水面から水深、約1mです
水面から水深、約2mです
水面から水深、約4mです

次に水中ワイドでは近くの被写体より魚の群れなど景観を撮影するのにおすすめです。
カメラが自動でその状況に合わせて設定を最適化して薄暗い中でも迫力のある撮影が出来ます。
透明度がよくて、太陽の光も届いていたので綺麗でしたが砂が舞っていたのが残念でした。

水深は約7mです

次に水中マクロでは近くに寄り過ぎると逃げてしまう小さな被写体を狙った状況で大体50cm〜60cm位、離れたところからの撮影に良いかと思います。
光が強いと逃げてしまうので水中ライトで光の照射角度を変えて撮影したのでカメラのフラッシュは使ってません。
直接光を当てるとまぶしいようでそっぽを向いてしまうで調整が大変でした。

寄りの画像
引きの画像

次に水中HDRではカメラが自動で露出を変えて複数枚の撮影をして合成します。
明るい部分と暗い部分のいい部分を出して明るすぎず暗すぎずのイメージです。
周りの環境により、撮れ方は異なります。

合成前(イメージです)
合成後の実際の画像です

顕微鏡モード

顕微鏡モード、深度合成モード、フォーカスBKT、顕微鏡コントロールモードの4つの項目があります。
顕微鏡モードではレンズの先端から1cmの距離まで被写体に寄ることができるので小さい生物などの撮影に良いかと思います。

水中で約2cm程の位置
生物は5mm程で引いた画像
約2cm程の位置
陸上で約2cmの位置で撮影しためしべ
約5cm位置
約10cmの位置

次に深度合成モードではピントをずらしながら数枚の画像を使って合成をするので被写体の手間から奥までピントが合ったマクロ写真を撮る事が出来ます。

合成前
合成後

手持ちで撮影しましたが手前と奥の人形がうまく合成出来たかと思います

合成前
合成後

合成後の上半身、特に腕のブレが酷いですね。これだと失敗ですね。
被写体によっては手持ちだと綺麗に合成が出来ませんでしたので三脚の使用は必須なんだと思います。
三脚が無い場合はカメラをしっかりと固定して何度かチャレンジしてみてください。

次にフォーカスブランケットでは合成とは違ってピントの位置を少しずつずらしながら撮影をします。
合成ではないので設定に応じてカット数が決まりますので撮影が苦手な方でもその中から自分のお気に入りを見つける亊が出来るのではないでしょうか
10 / 20 / 30コマ(フォーカスステップ 広い / 標準 / 狭い)の中から事前に設定をしますがコマ数分、撮影をしますので手持ちより三脚の使用をお勧めします。

設定は30コマ・標準にして水中で実際に撮影したものです

次に顕微鏡コントロールモードでは肉眼では見る事の出来ない被写体を背面モニターに大きく表示して観察や撮影が出来ます。
学生時代に理科の実験で使った亊がある顕微鏡を覗いて観察した時のイメージかなと思います。

約10cmの距離
約1cmの距離

光る台やライトなどの光が必要なのですが身近なもので言えばスマートフォンやiPad等を使用するのもいいと思います。
台が光機械が無かったのでiPadの上にカメラを乗せて、撮影をして見たのですがシャッターボタンを押さずに自動でピント調節してくれるのがすごいです。
光さえあれば自分の指紋を拡大表示したりする事も出来ますので色々拡大してみても面白いと思います。

シーンモードやAUTOモードなど、ここでは紹介しきれない程まだまだ沢山の設定があるので簡単に一覧にまとめてみました。

撮影モードを切り替えるだけで色々な撮影が出来るので面白いと思います。
高画質なタフカメラになってますので色々なところでぜひ使ってみてはいかがでしょうか

最後に私はダイビングでの利用がメインで顕微鏡モードを一番使っています。
日常的に使うのもいいと思いますが水中での使用に特化しているカメラなので
是非、海や川など水中で使ってみてくだい。