三脚・一脚

ミニジブ JP G-MINIJIB WTを使ってみました

色々な撮影シーンに合わせて使用する機材も使い分けが必要かと思います。
今回は「GENUS ミニジブ JP G-MINIJIB WT」を使ってみました!
「ミニジブ」とは「ミニジブアーム」いわゆるクレーンの小型モデルです。
映画などに使われているものとは比べ物にならないくらいコンパクトな設計になっており、持ち運び(携帯性)を重視した使用になっております。

弊社の機材貸し出しについては、三脚が別途必要となりますので使用するカメラの重量に合わせて自前の三脚が使用可能かは事前にご確認ください。

付属品

雲台、パーン棒×1、カウンターウェイト×2、ツイストロック×2、取扱説明書

セッティングのポイントはズバリ「ウエイト×2」です。
使用するカメラに対して、ウエイトをアーム後方のどの位置に取り付けるかで前後のバランス(水平維持)が決まります。

写真のように、モニタリング用のケーブル1本でもバランスが変わってしまいます。

ただ、実際に設置してわかったことは、あまり考えてやるより感覚的にやってみた方がずっと簡単だったということ。カメラが重ければ、ウエイトを後方の端へ少しずつ移動してあげれば思った以上に簡単にバランスが取れてしまいます。

使用するカメラに関しての注意

カメラ機器はバッテリー、レンズを含め軽量かつシンプルにまとめていただく必要があります。バッテリー仕様のモニターやマイク・照明などの周辺機器をカメラに取り付けてしまうとヘッド重量がオーバーしてしまい、バランスを保つどころか転倒してしまう可能性がありますので、カメラ側はなるべくシンプルなイメージで撮影にのぞんでください。

あくまで、ミニジブは簡易的な小型クレーンということを念頭に置いておきます。
それでは、セッティングの概要を写真で紹介していきましょう!

セッティングの仕方

まず、アーム本体を三脚に連結する前に下準備をしていきましょう。

1.三脚のフネ(※三脚プレート)をアーム軸の根元に取り付ける

2.ミニジブの付属品の「雲台」に付いているフネをカメラに取り付ける

3.同じく、付属品の「ツイストロック×2」の内、1つをアーム半分よりやや後方の位置まで通しておきましょう。(※一人でセッティングの際に、後ほど重要になります。)

4.アームが伸縮するので長くしておく。多分皆さん伸ばして使うと思います。
(※カメラを乗せた状態での伸縮は、ダメ! 絶対。NGです!!)

この時に注意してほしいのが、基本一段階しか伸縮しないので先端のポチ穴まで伸ばしたらそこが最長です。それ以上伸ばそうもんならアームが離れて抜けてしまいます。戻すのが大変なので限界突破しないようにお願いします。

5.1で取り付けておいたフネを差し込み、アームと三脚を連結させたらアームの先端部が少し重いため下がります。

こんな感じです。
下がった状態で付属の雲台を取り付けましょう。

6.雲台を取り付けると先端にかなり重心が寄ったままの状態なので。。。
カメラを乗せる前にアーム後方へ重りをつけます。

この重りを差し込む時にストッパーを先に入れておかないと、1人だと「あっ……」と言った後に重りを外したり少し面倒なことになります(笑)
もう1人誰か居れば、手伝っていただけるので何の問題もありません。

よっぽど軽いカメラでなければ、重りは1つと言わず、2つとも刺してしまいましょう。

ポイント

この時に、重りが先端より少し重い状態でバランスを撮っておきましょう!
カメラを先端の雲台に差し込んだ時にバランスが取りやすくなります。

そして完成っっ……!!

2箇所くらいロケ地をまわればセッティングもバラシももう慣れたものです(笑)
特別大きい/軽いカメラでなければ本当に簡単にセッティングできてしまいます。

■レンタルはこちら

撮影した映像(動画)を見てみると、画的にもう少し高さが欲しいなーと感じます。
特に広場になると、最近ではドローンの空撮映像が多く見られるため、比較してしまうと全然高さを感じないし、少し物足りなさが出るかもしれません。

ですが、実際に使用して見て、あまり広くない空間や撮影対象に人物が関わるような場合では、コンパクトな使い勝手など含めるとこのミニジブの高低差が割とちょうど良かったのかも、と思います。撮影に少し変化を求めるのであれば一度試して見てください。

最後にサンプル動画をどうぞ☆

さくら

広場

おまけ 公園に遊びに来ている人たち-タイムラプス-

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